投資の出口戦略
- 2014/06/18
- 17:56
投資においては出口戦略が必要となる。
出口戦略とは最終的に日本円に戻して利益確定させることである。
株式ならば売却してキャピタルゲインを得る、不動産ならばやはり売却益を得る、
定期預金は戦略なんてないが普通預金に戻る、といったものだ。
もっと長期的に考えると若いころはハイリスクハイリターンで資産を増やし
年を取るとローリスクローリターンな資産に切り替えることになる。
年齢以外に家を買う、子供が生まれるといったライフステージ転換期においても
同様な行動が必要となる。
投資信託でお金が増えた後どのようにするかという問題だが、
それは自分の資産形成に関する考え方が重要となってくる。
欧米人の多くの資産のピークは55歳でその後少しずつ減っていって自分が亡くなる時には、
既にお金を使っていて資産が減るように設計しているが、日本人は自分が亡くなるときの資産がピーク
になりがちである。
だが死んでしまえば資産は使えなくなる。もちろん子供とか子孫に残すという手はあるが
やはりそこは自分の金なのでできる限り自分で有意義に使いたい。
<20代・ライフステージ進捗期>
総資産も乏しく積極的に資産形成を行う時代である。株式の中でも新興、海外を中心に
リスクを取ったポートフォリオを形成する。得た利益は基本的に全て再投資に回す。
給与といった定期収入は確実に得つつ、支出を減らす生活サイクルを身に着けることが大事だ。
20代の終わり、29歳までには金融資産1000万円、または不動産資産を確保したい。
また、結婚といったライフステージを進めておく必要がある。
<30代・資産形成期>
結婚、出産を迎えライフステージ中盤、非常にお金がかかる時期である。
収入と支出のバランスを取り、積極的に投資を行い資産を増やす必要がある。
日本株式は東証一部といった大手安定企業にシフトし、投資信託はバランスの良い
ポートフォリオを心がける。
30代の終わり、39歳までには金融資産2000万円かつ不動産資産(住宅ローン有り)を目標とする。
<40代、支出ピーク期>
子供が高校大学進学を迎え、最も教育費で支出がピークとなる時期である。
この頃には新たな投資資金を生み出すのは困難な可能性が高い。
これまでに築いた投資資金を維持しつつ、インカムゲインを確実に取っていく。
頻繁に取引が必要な株式は控えめにしつつ安定的な投資信託を活用したい。
40代の終わり、49歳までには金融資産3000万円かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<50代、投資再開期>
出世等により収入は増える一方、子供は独立し、住宅ローンもなくなったので支出は減るため
大幅に投資資金を生み出すことができる時期である。
といってもそろそろ出口戦略を考える時期のため、余裕資金が手元にあっても
まとめて一気に投資したりせず、分散・積立投資を心がける。
REITや株式の比率を下げ、安全度の高い債券のポートフォリオを高める。
その一方で自分達の老後の資金を確保する必要がある。
50代の終わり、59歳までには金融資産5000万円かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<60代、退職年金生活開始期>
退職により一時的に大きな退職金が入ってくるものの、既に十分な資産形成がされているため
現金か日本債券といったごく安全な投資のみにしておく。
キャピタルゲインが出ている銘柄は処分しつつ、子供に残してやるのも良い。
年金生活に入ると収入より支出が大きくなるので現役時代とは異なる生活習慣を身に着けなければならない。
多少の赤字はやむを得ないものの、極力赤字とならないよう生活する。
60代の終わり、69歳までには金融資産6000万円(退職金含む)かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<70代~、出口遺産相続期>
そろそろ子孫への遺産相続を生前贈与で少しずつ行う。
株式や投資信託では複数人の相続人がいる際分割が手間となるため、できれば現金化したい。
子孫への相続総額は金融資産5000万円、不動産資産とする。
暇を生かして株主総会行脚をするのも醍醐味だ。
出口戦略とは最終的に日本円に戻して利益確定させることである。
株式ならば売却してキャピタルゲインを得る、不動産ならばやはり売却益を得る、
定期預金は戦略なんてないが普通預金に戻る、といったものだ。
もっと長期的に考えると若いころはハイリスクハイリターンで資産を増やし
年を取るとローリスクローリターンな資産に切り替えることになる。
年齢以外に家を買う、子供が生まれるといったライフステージ転換期においても
同様な行動が必要となる。
投資信託でお金が増えた後どのようにするかという問題だが、
それは自分の資産形成に関する考え方が重要となってくる。
欧米人の多くの資産のピークは55歳でその後少しずつ減っていって自分が亡くなる時には、
既にお金を使っていて資産が減るように設計しているが、日本人は自分が亡くなるときの資産がピーク
になりがちである。
だが死んでしまえば資産は使えなくなる。もちろん子供とか子孫に残すという手はあるが
やはりそこは自分の金なのでできる限り自分で有意義に使いたい。
<20代・ライフステージ進捗期>
総資産も乏しく積極的に資産形成を行う時代である。株式の中でも新興、海外を中心に
リスクを取ったポートフォリオを形成する。得た利益は基本的に全て再投資に回す。
給与といった定期収入は確実に得つつ、支出を減らす生活サイクルを身に着けることが大事だ。
20代の終わり、29歳までには金融資産1000万円、または不動産資産を確保したい。
また、結婚といったライフステージを進めておく必要がある。
<30代・資産形成期>
結婚、出産を迎えライフステージ中盤、非常にお金がかかる時期である。
収入と支出のバランスを取り、積極的に投資を行い資産を増やす必要がある。
日本株式は東証一部といった大手安定企業にシフトし、投資信託はバランスの良い
ポートフォリオを心がける。
30代の終わり、39歳までには金融資産2000万円かつ不動産資産(住宅ローン有り)を目標とする。
<40代、支出ピーク期>
子供が高校大学進学を迎え、最も教育費で支出がピークとなる時期である。
この頃には新たな投資資金を生み出すのは困難な可能性が高い。
これまでに築いた投資資金を維持しつつ、インカムゲインを確実に取っていく。
頻繁に取引が必要な株式は控えめにしつつ安定的な投資信託を活用したい。
40代の終わり、49歳までには金融資産3000万円かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<50代、投資再開期>
出世等により収入は増える一方、子供は独立し、住宅ローンもなくなったので支出は減るため
大幅に投資資金を生み出すことができる時期である。
といってもそろそろ出口戦略を考える時期のため、余裕資金が手元にあっても
まとめて一気に投資したりせず、分散・積立投資を心がける。
REITや株式の比率を下げ、安全度の高い債券のポートフォリオを高める。
その一方で自分達の老後の資金を確保する必要がある。
50代の終わり、59歳までには金融資産5000万円かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<60代、退職年金生活開始期>
退職により一時的に大きな退職金が入ってくるものの、既に十分な資産形成がされているため
現金か日本債券といったごく安全な投資のみにしておく。
キャピタルゲインが出ている銘柄は処分しつつ、子供に残してやるのも良い。
年金生活に入ると収入より支出が大きくなるので現役時代とは異なる生活習慣を身に着けなければならない。
多少の赤字はやむを得ないものの、極力赤字とならないよう生活する。
60代の終わり、69歳までには金融資産6000万円(退職金含む)かつ不動産資産(住宅ローン完済)を目標とする。
<70代~、出口遺産相続期>
そろそろ子孫への遺産相続を生前贈与で少しずつ行う。
株式や投資信託では複数人の相続人がいる際分割が手間となるため、できれば現金化したい。
子孫への相続総額は金融資産5000万円、不動産資産とする。
暇を生かして株主総会行脚をするのも醍醐味だ。
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