岡崎同点ヘッドも1-4完敗…日本はC組最下位で敗退 - ヒーローウォーズ攻略投資透析情報局

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    岡崎同点ヘッドも1-4完敗…日本はC組最下位で敗退

    まだまだ世界は遠かった。

    日本代表は24日(日本時間25日)、グループリーグ最終戦でコロンビア代表と対戦し、1-4で敗れた。前半17分にPKで先制を許した日本。前半アディショナルタイムにFW岡崎慎司のダイビングヘッドで同点に追いついたが、後半10分に勝ち越されると、同37分、44分と失点を重ねた。日本はグループリーグ3試合で1分2敗の勝ち点1。C組最下位での敗退が決まった。

     日本は19日のギリシャ戦(0-0)から先発2人を変更した。FW大迫勇也、MF山口蛍がベンチスタートとなり、FW香川真司が2試合ぶりに先発復帰。FW大久保嘉人が1トップで先発し、ボランチではMF青山敏弘がW杯初出場初先発となった。


     決勝トーナメント進出のためには勝利が最低条件の日本は、同時刻キックオフの試合でコートジボワールがギリシャに引き分け以下に終わる必要もある。他力の状況ながら、まずは目の前の試合で勝ち点3をもぎ取るべく、現地時間午後4時に試合はキックオフされた。

     すでに決勝トーナメント進出を決めているコロンビアは過去2試合から先発8人を入れ替え、システムも4-2-3-1から4-3-3に変更してきた。個々が高い技術を見せるコロンビアに対し、日本の守備陣も徐々に落ち着いて対応。前半9分にはMF長谷部誠のロングフィードから大久保がDFラインの背後を取り、左足でフィニッシュまで持ち込む。同10分にも縦パスを受けた大久保が強引に前を向いてミドルシュートを放った。

     縦への意識を強く見せる日本は積極的にシュートも打った。前半14分にDF内田篤人、同15分に長谷部がミドルシュート。良い流れで試合を進めていたが、一つのミスが失点につながった。前半16分、ハーフウェーライン付近で岡崎がボールを奪われ、カウンターを浴びると、スルーパスに抜け出したFWアドリアン・ラモスに対し、DF今野泰幸がスライディングタックル。これがファウルを取られ、PKを献上した。キッカーはMFファン・クアドラード。GK川島永嗣の逆を突いたキックがゴールネットを揺らし、コロンビアが先制した。

     追い込まれた日本。前半26分、長谷部の縦パスを大久保が頭で落とし、香川が右足ミドルを打ったが、GKの好守に阻まれる。同33分にはFW本田圭佑が直接FKを狙うが、わずかにゴール右へ。同36分、青山のロングフィードを岡崎が落とし、大久保が右サイドに展開。オーバーラップしてきたDF内田篤人のクロスに大久保がオーバーヘッドキックで合わせたが、シュートはゴール上に外れた。

     チャンスをつくりながら決め切れない日本。前半42分には左サイドのスペースを突かれてピンチを招いたが、ラモスの折り返しから中央でフリーだったFWジャクソン・マルティネスの右足シュートは枠を外れる。すると、前半アディショナルタイムだった。中盤で長谷部がボールを失い、カウンターを受けたが、自陣ゴール前でボールを奪い返し、カウンター返しに出る。中央をドリブルで持ち上がった内田は右サイドの本田へパス。本田が左足で上げたクロスボールに岡崎がDFカルロス・バルデスと競り合いながらダイビングヘッドでゴール右隅に流し込み、同点に追いついた。

     直後に前半終了のホイッスル。1-1で前半を折り返すと、もう1会場ではギリシャがコートジボワール相手に先制していた。このままギリシャが1-0で勝つなら、日本はあと1点取って勝てば、決勝トーナメントに進出できる。コロンビアはハーフタイムに2選手を交代。クアドラードとMFフアン・フェルナンド・キンテーロを下げ、MFハメス・ロドリゲス、MFカルロス・カルボネロを投入した。

     運命の後半45分間が始まった。エースのハメス・ロドリゲスがトップ下に入ったコロンビアは勝ち越しゴールを目指し、攻撃のギアを入れる。後半5分、ドリブルで切れ込んだハメス・ロドリゲスが左足でミドルシュート。ここはDF吉田麻也が体に当てて防いだが、コロンビアの攻勢に押し込まれる時間が続く。すると後半10分だった。中央でパスを受けたハメス・ロドリゲスに吉田、内田が2人でチェックに行ったが、その横でフリーになっていたFWジャクソン・マルティネスにパスを通された。内田が懸命のスライディングタックルに行くが、マルティネスの左足シュートがゴールネットを揺らし、コロンビアが2-1と勝ち越した。

     再び1点ビハインドとなった日本。後半13分、長谷部からパスを受けた香川が左足ミドルを放つが、ゴール上へ。同14分には左サイドを駆け上がったDF長友佑都のクロスに大久保が飛び込んだが、合わせ切れなかった。後半17分、最初の交代枠を使い、青山に代えて山口を投入。同19分にはFKのチャンスに本田が左足で直接狙い、ゴール前で急激に落下したが、GKに弾かれた。

     リードを奪ったことでまずは守備から入るコロンビアに対し、再び日本が攻勢に出る。後半20分、本田からパスを受けた内田が岡崎とのワンツーで右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。大久保が右足で合わせたが、ゴール上に浮かしてしまった。決定機を生かせなかった日本。後半24分には岡崎に代えてFW柿谷曜一朗を投入し、2枚目のカードを切った。

     柿谷は1トップに入り、大久保が右サイドへ。日本は前がかりになってゴールを目指すが、コロンビアは狙いどおりの鋭いカウンターでダメ押しのチャンスをうかがった。別会場では後半29分にコートジボワールがギリシャに追いついていた。コートジボワールがこのまま1-1で引き分けるなら、日本はあと3点取って4-2で勝たなければならない。後半29分に今野、同32分には長友がミドルシュートを放つが、いずれもGKが正面でキャッチ。必死の攻撃も次の1点が遠かった。

     後半37分、本田がボールを奪われ、カウンターを浴びる。ハメス・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したマルティネスが鋭い切り返しから左足でシュート。鮮やかにゴールネットを揺らし、3-1と試合を決定づけた。コロンビアは後半40分、GKダビド・オスピナに代えてGKファリド・モンドラゴンを投入。史上最年長出場記録を塗り替える43歳の大ベテランの登場にスタジアムからは大歓声が沸き起こった。

     日本も後半40分、香川に代えてFW清武弘嗣を投入し、最後のカードを切った。ピッチをあとにした香川はベンチの横に座り込む。後半44分にはハメス・ロドリゲスがダメ押しゴール。1-4。まざまざと力の差を見せつけられ、そのまま試合は終了した。1分2敗、2得点6失点。日本は勝ち点1のグループ最下位でブラジルから去ることになった。
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