睡眠薬常用、目にダメージ…神経過敏でけいれん
- 2014/06/29
- 20:52
睡眠薬はたまに使うが、やはり長期連用は避けるべきだな。
睡眠薬や抗不安薬を長期服用すると、脳の中央にある視床が過度に興奮し、
まぶたのけいれんや目のまぶしさ、痛みなどを伴う眼瞼(がんけん)けいれんが引き起こされ、
服薬をやめても視床の興奮が続く例があることが、神経眼科医らの調査で分かった。
三島総合病院(静岡県三島市)の鈴木幸久眼科部長と東京医科歯科大の清澤源弘臨床教授らが
11年前から調査を開始。不眠症などでベンゾジアゼピン系や類似の睡眠薬、抗不安薬を長く服用し、
眼瞼けいれんを発症した患者21人(服薬期間の平均は約4年)を対象とした。
服薬を2週間以上中断してもらい、薬の直接的な影響を除き、
ポジトロン断層法と呼ばれる画像検査で脳の活性度を調べた。
このデータを健康な男女63人、薬と関係なく発症した患者21人、
服薬中だが未発症の24人(検査時は薬を2週間以上中断)の画像と比較した。
その結果、服薬中の発症患者は、全身の感覚情報を大脳に中継する視床が健康な人よりも
激しく活動していた。薬の影響で、視床の神経細胞の興奮を抑える働きが鈍り、
神経が過敏になって目の症状が引き起こされたとみられる。
睡眠薬や抗不安薬を長期服用すると、脳の中央にある視床が過度に興奮し、
まぶたのけいれんや目のまぶしさ、痛みなどを伴う眼瞼(がんけん)けいれんが引き起こされ、
服薬をやめても視床の興奮が続く例があることが、神経眼科医らの調査で分かった。
三島総合病院(静岡県三島市)の鈴木幸久眼科部長と東京医科歯科大の清澤源弘臨床教授らが
11年前から調査を開始。不眠症などでベンゾジアゼピン系や類似の睡眠薬、抗不安薬を長く服用し、
眼瞼けいれんを発症した患者21人(服薬期間の平均は約4年)を対象とした。
服薬を2週間以上中断してもらい、薬の直接的な影響を除き、
ポジトロン断層法と呼ばれる画像検査で脳の活性度を調べた。
このデータを健康な男女63人、薬と関係なく発症した患者21人、
服薬中だが未発症の24人(検査時は薬を2週間以上中断)の画像と比較した。
その結果、服薬中の発症患者は、全身の感覚情報を大脳に中継する視床が健康な人よりも
激しく活動していた。薬の影響で、視床の神経細胞の興奮を抑える働きが鈍り、
神経が過敏になって目の症状が引き起こされたとみられる。
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