リンゼス服用タイミングが食前な理由。便秘型過敏性腸症候群治療薬 - ヒーローウォーズ攻略投資透析情報局

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    リンゼス服用タイミングが食前な理由。便秘型過敏性腸症候群治療薬

    でっかいSPパッケージに入ったやつ。
    食前にのまなければならない。
    しかし食後でAUCが変動するとかの
    試験結果は記載されていない。
    そもそもリンゼスの吸収性は非常に低いことが
    試験結果から分かっている。

    第III相プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験では
    食前投与にて結果を出している。

    CYPを阻害、誘導することはなく
    p-GP、BCRP、MRPも干渉されない。
    OATPはOATP2B1のみ阻害作用があったらしい。
    (濃度:10μmol/Lにて55%の阻害)
    OATP2B1は小腸上皮刷子縁膜に発現し、
    体内への取り込みを行うトランスポーターである。

    OATPについては近年試験に組み込まれてきている。
    肝臓にも発現しておりこちらは排出トランスポーターとして作用する。

    現時点で相互作用に影響する医薬品の記載はないが
    アレグラ(フェキソフェナジン)、セレクト―ル、テノーミンについては
    影響すると考えていいだろう。
    もっともOATPの阻害は数時間で解消されるようで
    数時間間を開ければ大丈夫そうではある。
    リンゼスだけではなく果実ジュースもOATPを阻害するため
    注意が必要である。

    考えられることとしては食事という物理的物体が同時に
    存在することでリンゼスの結腸内濃度が希釈され
    有効性、効果が落ちるという点か。

    結腸上皮細胞において細胞内サイクリックGMP濃度を増加させることで
    腸管分泌を促進するとともに、小腸輸送能を促進させる。

    腸管分泌及び腸管輸送能促進作用並びに大腸痛覚過敏改善作用が、
    便秘型過敏性腸症候群における排便異常及び腹痛・腹部不快感の改善につながる。
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