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    2018年薬価基準全面改定における特例拡大再算定(巨額再算定)と新薬創出加算について

    2年に1回行われる薬価基準全面改定。
    厚生労働省発表が官報告示されるのは3月上旬見込となっている。

    薬価ベースでの引き下げはいわば賃金ベースアップのようなもので
    基本的な引き下げ部分であるが、それに加えて
    特例拡大再算定(巨額再算定)も加えられる医薬品が存在する。
    賃金におけるベースアップとボーナス部分という意味合いが近い。

    2016年改定ではC型肝炎治療薬であるソバルディ、ハーボニーが31.7%引き下げられた。

    一方で新薬創出加算は薬価に対する加算であり、実質薬価維持されることになる。

    2016年新薬創出加算はSGLT2阻害薬各種や降圧薬アジルバが該当した。

    特例拡大再算定の基準は以下の通り。

    ・年間販売額が1000億~1500億、かつ販売予想額の1.5倍以上となる医薬品は
    最大25%の引き下げ
    ・年間販売額が1500億以上、かつ販売予想額の1.3倍以上となる医薬品は
    最大50%の引き下げ

    要するに予想以上に売れて儲かったんだから次からは安くしても
    利益確保できるだろ、jkという厚労省のメッセージだ。

    特例拡大再算定のほかに通常の市場拡大再算定というものもある。
    定義はこちら。

    ・年間販売額が150億以上、かつ予想販売額の2倍以上となる医薬品は
    最大25%または15%(原価計算方式か類似薬効比較方式で異なる)

    2016年に適用された医薬品はイクスタンジ、サムスカ、レミッチなどとなっている。
    これらは原価計算方式のため最大25%の引き下げとなった。

    エビリファイ、ラミクタール、ホスレノール、リオナは類似薬効比較方式で
    最大15%の引き下げとなっている。

    他にも疼痛用治療薬リリカは11.9%引き下げられた。

    新薬創出加算で実質的引き下げがなくなった医薬品は
    アジルバ、スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、
    カナグル、ジャディアンスの各SGLT2阻害薬のほかアジルバなど
    後発品が出ていない特許期間中の新薬がほとんど。

    2018年は31.7%に迫る引き下げ額の医薬品が存在するのか
    注目が集まるところだ。
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