記事一覧

    乳酸アシドーシスとケトアシドーシスの違いを比較する、原因物質の違い

    TCAサイクル(クエン酸回路)はもっとも効率のいいエネルギー代謝方法である。嫌気的条件、100メートルダッシュ時などでは酸素なくエネルギーを生み出すため乳酸が蓄積する。乳酸は肝臓において糖新生によりグルコースに戻るが医薬品などによって糖新生が阻害されると乳酸が蓄積してしまう。その結果、血液PHが酸性に傾くのが乳酸アシドーシスである。肝障害、腎障害があるとやはり乳酸処理が悪くなり乳酸アシドーシスが起きや...

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    もっとも強いステロイド、strongestのキーワードはデジダ

    デルモベート。ジフラール。ダイアコート。頭文字を取ってデジダ。使いすぎは禁物だ。...

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    痛風に似た関節痛、偽痛風の原因と対策

    膝関節を中心とした関節の痛み、肘や手首関節に出ることもある疼痛。原因はもしかしたら偽痛風かもしれない。痛風は主に足の親指が好発部位であるが偽痛風は膝など大きな関節にも起こりやすい。偽痛風とは、「ピロリン酸カルシウム結晶」と呼ばれる物質が関節に析出(分離して出てくること)することによって起こる炎症性疾患だ。発作の出現様式が痛風と類似していることから偽痛風と言われる。偽痛風で生じる痛みの発作は突然であ...

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    オリーブオイル主成分オレイン酸からリノール酸を経て

    オレイン酸は一価不飽和脂肪酸のω-9脂肪酸。リノール酸はオレイン酸から二重結合が一つ増えたω-6脂肪酸。α-リノレン酸はリノール酸から更に二重結合が増えたω-3脂肪酸。ヒトを含めた後生動物にはリノール酸やα-リノレン酸を作る酵素が存在しないため不飽和脂肪酸は必須脂肪酸となる。リノール酸は植物油に多く含まれ、特にベニバナ油(サフラワー油)やコーン油(52%-58%)、大豆油に多い。種油にはα-リノレン酸が含まれているもの...

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    コリンエステラーゼという検査項目

    コリンエステラーゼは肝臓における蛋白合成の指標となる。血清ChE高値は肝細胞での産生亢進により、高栄養状態、蛋白合成や脂質代謝の亢進を反映すると考えられ、過栄養性脂肪肝、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症が疑われる。逆に低値では肝臓における蛋白合成能力が落ちている、肝硬変などの肝障害が疑われる。...

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    芍薬に含まれる成分ペオニフロリンは筋肉へのカルシウムイオン流入を妨げる

    カルシウムイオンの過剰流入は筋肉の異常収縮を引き起こし筋肉けいれん、足のつりにつながる。甘草のグリチルリチンはカリウム放出を促す。芍薬甘草湯は足つり予防、筋痙攣治療薬である。...

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    透析中2日間での体重増実録、増量を抑えるテクニック

    透析は通常週3日なのでどうしても中2日のタイミングが出てくる。無尿(またはそれに近い状態)ならばどうしても体重増が大きくなってしまい結果的に心臓への負担が大きくなるタイミングだ。この中2日間をいかに乗り越えるかが透析ライフで重要である。・とにかく塩分量を減らす・1日3食のうち1食(概ね朝食)は最軽量食(カロリーメイト2本とか)に抑える・水分量は制限しすぎない・便通はしっかり保つ・早寝早起きを心がけるなに...

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    高リン血症治療薬キックリンに顆粒が出たのだがメリットなさすぎワロタwww

    キックリンカプセルは1個で250mg含有である。透析患者は1食につきおおよそ2個から5個くらい服用することになる。そんなキックリンに顆粒が出たらしいが実に不便。キックリンの用法は通常、成人には、ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3 回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1 日7500mg(本剤8700mg)とする。1回あたり500mgと設定されているのに1...

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    食事中のコレステロールを避けても血中コレステロールが下がるわけではない

    結局は肝臓によってコレステロールが生合成されるわけで摂取量によって自動的に肝臓が合成量をコントロールするので摂取を控えれば生合成が増えるだけである。むしろ過剰な血中コレステロールの原因は肝臓にあり、そちらをなんとかしなければならない。食事でコレステロールの摂取量を減らしても血中のコレステロール値が下がる証拠はないことがわかり、米国のガイドラインではコレステロールの摂取制限が撤廃された。これを受けて...

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    スクラロースとスクロース(砂糖)の違いを比較する

    名前は似ているが大きな違いがあるので注意が必要である。スクロースとは砂糖のことだが化学的な記述でない限りスクロースとは言われない。スクラロースと紛らわしいからだ。通常は砂糖(ショ糖)と記載される。当然カロリーもあり、血糖値が上がる。スクラロース (sucralose) は人工甘味料の一つである。スクロース(ショ糖)の約600倍の甘味を持つ甘味料である。1976年にイギリスでテイト&ライル社 (Tate&Lyle PLC) により、砂糖...

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    アローゼンはプルゼニドに換算するとどれくらいなのか?

    アローゼンは1g 当たり、センノシドA(C42H38O20:862.75)とセンノシドB(C42H38O20:862.75)の含量の合計として10~20mg を含む。プルゼニドはセンノシドとして12㎎を含む。ということでアローゼン1グラム≒プルゼニド1錠くらいだがアローゼンにはセンノシド以外にセンナ 577.9mgセンナジツ 385.3mgとセンナそのものの食物繊維が含まれていることから厳密に換算できるものではない。...

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    グーフィスとアミティーザ、リンゼスとの違いを比較する

    グーフィスは回腸末端部の上皮細胞に発現している胆汁酸トランスポーター(IBAT)を阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することで、大腸管腔内に流入する胆汁酸の量を増加させる。(通常胆汁酸は小腸で95%近く再吸収されてしまう)胆汁酸増加はフェロベリンと逆作用となる。リンゼスはcGMP増加によるクロライドイオン分泌増加と内因神経の活性化、アミティーザはクロライドイオンチャネルにのみ作用する。...

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    便秘型過敏性腸症候群のリンゼスが食前投与の理由とは

    臨床試験データによると食後だと下痢(軟便含む)の発現リスクが有意に高かったらしい。リンゼスは腸液に含まれるタンパク質分解酵素により活性代謝物に代謝されるが食後だと過度に腸液が分泌されることで活性代謝物への代謝促進が起こり、その結果薬効が出すぎてしまうことが推測される。血中に移行することはほとんどなくcGMPを増加させることによる腸液分泌促進によるもののようだ。...

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