タケプロンとパリエットの違いは？

2014/06/05
20:25

どちらもプロトンポンプインヒビターという
胃酸の出過ぎを抑えるクスリだ
タケプロンは武田薬品工業、パリエットはエーザイが
出している

一時期は両社の売り上げをけん引するブロックバスターだったが
特許切れにより山ほどジェネリック医薬品が発売され
両社の利益率は大きく落ちることになった。

タケプロンはカプセルとOD錠があるがカプセルは飲みにくい。
パリエットは錠剤のみのようだ

ヘリコバクターピロリ菌の除菌率はどちらも変わらない

パリエットは肝臓代謝酵素CYP2C19の影響を受けにくい
ワーファリンやプラビックスとの相互作用も考慮すると
パリエットの方が良さげだ

両社ともヘリコバクターピロリ菌除菌セットを出している
武田薬品工業のランサップにランピオン、
エーザイはラベキュア。
PPIにクラリスロマイシン200または400、アモキシシリン750のセットだ
PPIの量はタケプロン30に対してパリエット10
コスト的にもパリエットに軍配が上がる

下痢しやすいのでビオフェルミンRあたりも付いて
武田薬品工業グループは儲かるわけだ

ところで本日エーザイ急落してた
そろそろ空売り時か？

関連記事