SGLT2阻害薬のメリットとデメリット
- 2014/06/23
- 07:55
インスリン非依存的な作用機序から、あらゆる既存の血糖下降薬との併用が可能であり、
単剤での低血糖リスクも低い。選択的SGLT2 阻害薬投与時はSGLT2が完全に阻害されるが、
SGLT1を介するグルコース再吸収能(再吸収全体における10%)を残しているため。
逆にSGLT1阻害作用が強すぎると、小腸によるグルコース吸収障害に基づく下痢など消化器症状が出やすくなる。
尿糖排泄促進に伴い余分な糖質エネルギーの消失により、
代償的に脂質の利用が亢進するので体重減少。脂肪組織、特に内臓脂肪が減少する。
体重低下によりインスリン抵抗性の改善により、さらなる血糖降下に寄与する。
体重低下作用と血糖降下作用は必ずしも相関しないので、血糖低下作用が減弱する
腎機能障害患者(腎機能障害→尿糖排泄能低下→尿糖再吸収抑制効果薄い→血糖低下の作用減弱)
においても体重低下作用は維持される。
若干の血圧低下作用、トリグリセリド、尿酸の低下作用がある。
脂肪肝の軽減や膵β細胞機能の改善が期待できる。
SGLT2 阻害薬のデメリットは?
多尿・頻尿、尿路・性器感染症。膀胱がん発現増加も予想される。
腎機能障害患者では尿糖排泄能の低下によりHbA1c低下作用が落ちる。
単剤での低血糖リスクも低い。選択的SGLT2 阻害薬投与時はSGLT2が完全に阻害されるが、
SGLT1を介するグルコース再吸収能(再吸収全体における10%)を残しているため。
逆にSGLT1阻害作用が強すぎると、小腸によるグルコース吸収障害に基づく下痢など消化器症状が出やすくなる。
尿糖排泄促進に伴い余分な糖質エネルギーの消失により、
代償的に脂質の利用が亢進するので体重減少。脂肪組織、特に内臓脂肪が減少する。
体重低下によりインスリン抵抗性の改善により、さらなる血糖降下に寄与する。
体重低下作用と血糖降下作用は必ずしも相関しないので、血糖低下作用が減弱する
腎機能障害患者(腎機能障害→尿糖排泄能低下→尿糖再吸収抑制効果薄い→血糖低下の作用減弱)
においても体重低下作用は維持される。
若干の血圧低下作用、トリグリセリド、尿酸の低下作用がある。
脂肪肝の軽減や膵β細胞機能の改善が期待できる。
SGLT2 阻害薬のデメリットは?
多尿・頻尿、尿路・性器感染症。膀胱がん発現増加も予想される。
腎機能障害患者では尿糖排泄能の低下によりHbA1c低下作用が落ちる。
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