食料品が一斉値上げの夏 「PB商品がさらに台頭」と識者予測
- 2014/07/01
- 16:23
ハムは株主優待でもらって自分で買わないからいいけど
バター、チョコレート、お菓子などは困ったもんだ。
内容量が激減したお菓子多すぎ。
消費税増税から3か月。ただでさえ食料品など生活必需品の物価上昇は家計にとって痛手なのに、
さらに「値上げの夏」がジリジリと襲いかかってくる。
7月から順次、価格改定されるのは、ハムやソーセージ、バター、お菓子ほか。
日本ハムは主力商品計284品目を平均で約10%値上げすると発表。それに伴い、伊藤ハム、丸大食品、
プリマハムといった同業他社も8月にかけて揃って値上げに“便乗”する。
また、雪印メグミルクも7月1日出荷分から家庭向けバター4品目を2.1~2.3%値上げするという。
価格を据え置く商品も値上げに変わりはない。【ハムのスライスを薄くして2g減(日本ハム)】、
【ミルクチョコレートの縦横1cmずつ小さくして5g減(明治)】、
【ミニカップの容量を120ml→110ml(ハーゲンダッツジャパン)】など、セコく内容量を減らしていく方針だからだ。
各メーカーとも値上げ理由について、「一昨年から続く円安基調によって、原材料や資材調達の輸入コストが大幅に上がっているため」と説明している。「もはや自社努力だけで吸収するのは困難」(日ハムの竹添昇社長)と窮状を訴える声が出るほど、食品メーカーはコスト構造の転換を迫られているということか。
しかし、大手ハムメーカーの2014年3月期決算をみると、総じて営業利益は対前年比増を記録しており、
プリマハムにいたっては過去最高益を叩き出している。
それなのに、どうして各社横並びで値上げしなければならないのか。
流通アナリストでプリモリサーチジャパン代表の鈴木孝之氏は、イオンやセブン&アイなど大手小売店や卸売業者が企画する、このPB(プライベートブランド)商品のさらなる台頭を予測する。
「いまのPBはひと昔前の“安かろう悪かろう”といったイメージはなく、むしろナショナルブランド(NB)をも凌駕する品質と価格競争力を持っています。食品メーカーは自社の冠をつけなくてもPB商品を作れば一定の販売数量も約束されます。
仮に、食品メーカーが自社の主力商品値上げで売り上げが落ちるようなら、新たな特徴を持たせた商品を開発し、大手スーパーやコンビニ向けのPB戦略を加速させるでしょう。新商品として売り出せば、価格や内容量で批判されることもありませんしね」(鈴木氏)
バター、チョコレート、お菓子などは困ったもんだ。
内容量が激減したお菓子多すぎ。
消費税増税から3か月。ただでさえ食料品など生活必需品の物価上昇は家計にとって痛手なのに、
さらに「値上げの夏」がジリジリと襲いかかってくる。
7月から順次、価格改定されるのは、ハムやソーセージ、バター、お菓子ほか。
日本ハムは主力商品計284品目を平均で約10%値上げすると発表。それに伴い、伊藤ハム、丸大食品、
プリマハムといった同業他社も8月にかけて揃って値上げに“便乗”する。
また、雪印メグミルクも7月1日出荷分から家庭向けバター4品目を2.1~2.3%値上げするという。
価格を据え置く商品も値上げに変わりはない。【ハムのスライスを薄くして2g減(日本ハム)】、
【ミルクチョコレートの縦横1cmずつ小さくして5g減(明治)】、
【ミニカップの容量を120ml→110ml(ハーゲンダッツジャパン)】など、セコく内容量を減らしていく方針だからだ。
各メーカーとも値上げ理由について、「一昨年から続く円安基調によって、原材料や資材調達の輸入コストが大幅に上がっているため」と説明している。「もはや自社努力だけで吸収するのは困難」(日ハムの竹添昇社長)と窮状を訴える声が出るほど、食品メーカーはコスト構造の転換を迫られているということか。
しかし、大手ハムメーカーの2014年3月期決算をみると、総じて営業利益は対前年比増を記録しており、
プリマハムにいたっては過去最高益を叩き出している。
それなのに、どうして各社横並びで値上げしなければならないのか。
流通アナリストでプリモリサーチジャパン代表の鈴木孝之氏は、イオンやセブン&アイなど大手小売店や卸売業者が企画する、このPB(プライベートブランド)商品のさらなる台頭を予測する。
「いまのPBはひと昔前の“安かろう悪かろう”といったイメージはなく、むしろナショナルブランド(NB)をも凌駕する品質と価格競争力を持っています。食品メーカーは自社の冠をつけなくてもPB商品を作れば一定の販売数量も約束されます。
仮に、食品メーカーが自社の主力商品値上げで売り上げが落ちるようなら、新たな特徴を持たせた商品を開発し、大手スーパーやコンビニ向けのPB戦略を加速させるでしょう。新商品として売り出せば、価格や内容量で批判されることもありませんしね」(鈴木氏)
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