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    グレープフルーツジュースと透析患者

    グレープフルーツジュースは多くの薬剤と相互作用がある。
    薬剤によっては肝臓に存在するチトクローム P450 3A4(CYP3A4)により代謝されるが、
    グレープフルーツジュース中の物質が CYP3A4 を阻害し、代謝を遅らせることにより血中濃度を上昇させ
    その結果何かしらの副作用が出やすくなる。

    血圧を下げるカルシウム拮抗剤、アダラートとかノルバスク、コニール、アテレックなど。
    血液さらさら、抗血小板薬、シロスタゾール。
    抗高脂血症薬、リピトール。
    抗PTH薬、レグパラ。
    抗そう痒薬、レミッチ。
    免疫抑制剤、ネオーラル、プログラフ、サンディミュン。

    どんな薬剤であっても単一の代謝酵素によってのみ代謝されることはないし、
    そもそも代謝されなくてそのまま腎臓から出るのもあるので
    その作用はかなり個人差があると言っていいだろう。

    私はカルシウム拮抗剤を飲んでいるがグレープフルーツジュースを飲んでも
    特に影響はない。なので普通に1日200~500mlは飲むことがある。
    説明書に書かれているものは考慮する必要があるが盲目的に恐れるだけでは
    情報弱者でしかない。

    もっともグレープフルーツジュースに限らず果汁飲料には多くのカリウムが含まれているため
    透析患者としてはそっちの方が重視するべきである。
    6カリウムについても1日野菜果汁飲料を600ml摂取して中二日での透析前カリウム値は
    6.0meq/mlが最高値であった。5.5に抑えるのが望ましいだろうがまあ大丈夫だろう。
    カリウム値によっても他の食べ物や個人差に影響するので一概には言えない。
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