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    12月の米利上げ観測が強まる

    12月の米利上げ観測が強まるなか、米国が利上げすれば、その後はドルが軟調になるとの見方が出始めた。
    輸出の弱含みや物価下落などドル高が米経済を下押しする影響が明確になり、
    米国の利上げペースは緩やかになるという見立てからだ。
    利上げ観測というドルの浮揚力がなくなれば、約3年間続いた円安・ドル高のトレンドも反転する可能性がある。

    外国為替市場ではドルが強含んでいる。円は対ドルで約3カ月ぶりの1ドル=123円台の安値水準で推移する。

    ただ米国が利上げした後も円安・ドル高の流れが続くかといえば、そうとは限らない。

    利上げペースが緩やかと見込む理由は、ドル高の米経済への悪影響だ。
    10月の米雇用統計は27万人増と大幅に増えたが、けん引したのはサービス業だった。
    ドル高が重荷となる製造業は9月に減少した後、横ばいだった。
    米輸入物価指数は燃料を除くベースでみても今年6月以降5カ月連続で前月比マイナスが続く。

    次の利上げ時期を見極めにくければ、外為市場でのドル買い圧力も弱まる。
    2000年前後や04年など過去の利上げ初期局面を見ても、ドルは利上げ直前まで上昇し、実際の利上げ後には弱含んだ。

    米利上げ観測からドルの調達コストは急上昇している。
    利上げ後もコストが高止まりすれば、機関投資家が海外投資を手控え、円売りを弱める可能性はある。
    利上げ観測に伴うドル買いや日本勢による海外の株式や債券への投資という円売りの力が和らげば、
    円安・ドル高は進みにくくなる。

    私個人としても利上げをにらんで米国株式、債券への投資を控えようと考えている。
     
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