金価格が底入れの気配、ドルのピークアウト見込む動き

2015/12/11
13:39

金価格が底入れの気配をみせている。逆相関関係にあるドルが、
米利上げを機にピークアウトするのではないかとの見方が広がっているためだ。

ドル建てで取引される金は、ドルと基本的に逆相関関係にある。
金そのものの価値は変わらないのでドル高ではグラム当たりの価格が下がり、
ドル安ではグラムあたりの価格が上がり、結局単位グラム当たりの価格は変わらない傾向となる。

金は産業用や宝飾用などを除けば、実需はそれほど大きくない。
原油や銅などと違い需要面よりも、金融面の変化に影響されやすいという特徴を持つ。
生活に必要不可欠というわけではない贅沢品なのだ。

住友金属鉱山＜5713.T＞など日本の金関連銘柄は、軟調な全体相場に引きずられ総じて弱含みなので
来年NISA枠として狙ってみるのも手だ。

金現物には手を出しにくい。なぜなら金自体には利息が付かない、インカムゲインを狙えないから。
本体の値上がりキャピタルゲインを狙うしかないがキャピタル単独狙いの投資は私の理念に反する。

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