狭心症で死ぬことは基本的にはない

2016/02/15
22:14

24シーズン3にてある人物が狭心症発作で死亡したことになっているが
基本的に狭心症で死亡することはない。
狭心症は心臓の冠動脈が狭窄することで血液の流れが悪くなり
胸痛や息苦しさを感じる疾患であるが
完全に閉塞してしまうわけではない。
完全に閉塞なら心筋梗塞であり死亡率は跳ね上がるが
それでも30分程度は息がある。
ドラマのように即死級での死亡はあり得ない。
心筋梗塞の場合完全に血管が詰まってしまっているのでニトログリセリンは効果がない。
ドラマではニトログリセリンを渡さなかったことにより死亡したとなっているが
死亡するような心筋梗塞であればニトログリセリン投与有無は関係ないので
ニトログリセリンを故意に渡さなかったとしても殺人罪に問われることはないだろう。
狭心症発作の治療を妨害した殺人罪となるか傷害致死となるか傷害となるが微妙ではある。
死因が特定されている描写がないのでなんともだが心臓発作による死亡であれば
急性心不全か、心筋梗塞、心室細動などの不整脈か。
いずれにしても即死級の死亡ならニトログリセリンはどうしようもないだろう。

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