パーサビブ使い始めて数か月の感想(PTH数値ほか)。レグパラで悩まされたのがウソのように - ヒーローウォーズ攻略投資透析情報局

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    パーサビブ使い始めて数か月の感想(PTH数値ほか)。レグパラで悩まされたのがウソのように

    PTH対策として服用していたレグパラであるが
    強烈な吐き気、嘔吐で辛かった。
    新薬パーサビブは注射剤である。
    当初は嘔吐もレグパラと同様と言われていたが
    実際に数か月使用してみて投与後に吐き気、嘔吐に
    見舞われることはなくなった。

    レグパラの場合、服用後2時間くらいで胃のむかつき、嘔吐が発現していた。
    レグパラが胃を刺激するせいらしい。
    パーサビブは静脈注射(正確にはシャント部分への返血時投与)なので
    直接胃を刺激することはない。

    肝心なPTHの値であるが劇的に改善した。
    これはレグパラも適正量飲めていれば問題なかったのであろうが
    実際には25mg/dayくらいしか飲めなかったのがある。
    75mg/dayくらいが適正量だったはずだが75mg錠は受け付けなかった。
    レグパラ25mg/dayでおよそ250pg/dlオーバーであったPTHは
    パーサビブ投与(週2回)で60~90pg/dlと透析患者コントロール範囲内に収まるようになった。

    更にPTH高値が悪影響をかなり与えていたであろう骨密度だが
    YAM72%、骨粗しょう症ギリギリだった値は
    78%と改善傾向がみられている。
    もちろんまだ望ましい値ではないが回復傾向なのは喜ばしい。
    今後もある程度までは回復することが期待される。
    骨を強くするにはPTH管理も重要だが運動により骨に負荷を与える
    ことも大事である。

    血清カルシウム値についてはレグパラ服用時にはPTHコントロール不良で
    ビタミンD製剤(注射、内服)を併用していたが
    PTHが良好になったためかビタミンDが過剰になり一時期高値を示した。
    その後はビタミンD製剤を減量することで正常範囲内になっている。
    パーサビブ単独ではレグパラと同じく血清カルシウム濃度を低下させ、
    低カルシウム血症を引き起こすことが副作用として知られている。

    血清リン値についてはPTHというより食事由来が大きなウエイトを
    占めているので食生活の安定、リン除去薬の適正服用にて
    正常範囲に収めることができる。

    以上より現状としては最高の評価を与えたいパーサビブである。
    なにより内服薬の数が多い透析患者としては
    内服薬の数を減らせるのはありがたい。
    まあその分透析施設スタッフの手技、手間が増えているのは
    申し訳ないところではある。
    病院としても確実にはける医薬品購入で多少なりとも薬価差益が
    得られているのではないだろうか。
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