NISA枠で米国株投資をするメリットとデメリット
- 2017/10/29
- 21:14
日本株は最近高止まりしているので2018年は本格的に
NISA枠で米国株を買おうと考えている。
そこでNISA枠で米国株を購入するメリットとデメリットについて考察した。
<メリット>
・米国は先進国で唯一の成長国
→ダウ平均を見てても1900年初頭から現在まで世界恐慌やブラックマンデー、リーマンショックで
急落することはあるものの長期的にはずっと右肩上がりのチャートを描いている。
国力としても人口減少は見られず、ある程度の成長が見込まれている。
世界一位の大国として世界の資産はアメリカに集中しがちである。
キャピタルゲインの期待値は大きいと言えるだろう。
対抗国として中国、インドが挙げられるがどちらも市場が確立しておらず投資は難しい。
・株主還元に積極的
→日本企業は内部留保でお金を貯めこみ、株主に還元しない企業が多い中、
米国企業は積極的に還元している。そのためも配当利回りが2%を
下回る企業は少ない。そのためそんなに選抜しなくてもそこそこの配当利回りが
得られる可能性が大きいだろう。もちろん日本でも3%以上の配当を出している企業は
存在するが少ないのが現状である。
調べたところ、利回り2%は結構厳しい。既に米国株が上がっており
2%を切る企業も多い。そうなると日本企業と大差ないのだが
あとはキャピタルゲインをどれだけ期待するかにかかってくる。
・優良ETFが多い
→個別銘柄投資ではNISA枠であっても手数料を取られてしまい、その額は
かなり大きいのだがETFであれば手数料が無料となる証券会社が多い。
少なくともSBI証券は手数料無料である。
S&P500という日本でいう日経225のような代表的な企業に連動するETFならば
買付手数料無料、信託報酬も控えめで投資ができる。
<デメリット>
・買付手数料が高い
→日本株、日本投資信託では基本的にNISA枠ならば手数料が無料だ。
しかし米国個別株は手数料が大きい。
SBI証券においてはどんなに少額取引であっても1銘柄あたり
5ドルの手数料が発生する。
手数料は従量制で約定代金の0.45%(税込0.486%)なので1回あたりの購入額が
1111ドル以上でないと割高となる。
逆に上限手数料は20ドルなので4444ドル以上の取引なら割安となるが
1ドル114円として4444×114=50万6616円の取引は
1銘柄としてはなかなかきびしく、リスクが大きい。
特にNISA枠は年間120万と上限があるので1銘柄に50万以上費やすのは
ポートフォリオ構築、分散投資の点からも望ましくないのが現状だ。
そのため目安として1銘柄1111ドルを少し超えるくらい、
日本円で12万6654円程度を1銘柄の取得価額とするのが良さげである。
・配当金は米国と日本それぞれで税金が発生する
→通常ならば配当金の10%がまず米国に取られて、更に日本では
20.315%が引かれることに。
その結果として72%くらいになってしまう。
NISAでは日本での20.315%は発生しないが米国の10%は取られる。
・配当金や売却後資金はドルにて保管される
→これはデメリットでもありメリットでもあるのだが米国株で発生した配当金や
売却後資金は基本的にドルにて保管される。
よって日本円にするためには為替取引が必要でこの部分で損失が出る可能性はある。
我々日本人においては日本円は大部分の人においてもっとも保有比率が大きい通貨なはずで
リスク分散からドルでの保有は望ましいとされる部分もある。
ただしSBI証券においてはドル資産は一切金利が付かないのでできるならば
米国国社債にしたいところ。がしかし、SBI証券は国債取引を扱ってないンゴ。
為替取引は10ドル以上から可能なのでいったん日本円に戻して
別の証券会社(米国債ならSMBC日興証券が豊富な取り扱い)に移動させ、
またドルに戻して国債を買う、なんて面倒な作業が必要になってしまう。
それよりは米国ETFに積み立てするほうが賢いかもしれない。
以上より2018年の投資方針は
1.1銘柄に付き1111ドル程度を目安に配当利回り2.5%以上の有力銘柄に分散投資
(合計8銘柄程度か)
2.S&P500連動ETFにも20万程度投資
(iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV) あたり)
10ドル程度の少額ドルについての扱いがどうも定まらないのだが
まあ仕方ないか。
NISA枠で米国株を買おうと考えている。
そこでNISA枠で米国株を購入するメリットとデメリットについて考察した。
<メリット>
・米国は先進国で唯一の成長国
→ダウ平均を見てても1900年初頭から現在まで世界恐慌やブラックマンデー、リーマンショックで
急落することはあるものの長期的にはずっと右肩上がりのチャートを描いている。
国力としても人口減少は見られず、ある程度の成長が見込まれている。
世界一位の大国として世界の資産はアメリカに集中しがちである。
キャピタルゲインの期待値は大きいと言えるだろう。
対抗国として中国、インドが挙げられるがどちらも市場が確立しておらず投資は難しい。
・株主還元に積極的
→日本企業は内部留保でお金を貯めこみ、株主に還元しない企業が多い中、
米国企業は積極的に還元している。そのためも配当利回りが2%を
下回る企業は少ない。そのためそんなに選抜しなくてもそこそこの配当利回りが
得られる可能性が大きいだろう。もちろん日本でも3%以上の配当を出している企業は
存在するが少ないのが現状である。
調べたところ、利回り2%は結構厳しい。既に米国株が上がっており
2%を切る企業も多い。そうなると日本企業と大差ないのだが
あとはキャピタルゲインをどれだけ期待するかにかかってくる。
・優良ETFが多い
→個別銘柄投資ではNISA枠であっても手数料を取られてしまい、その額は
かなり大きいのだがETFであれば手数料が無料となる証券会社が多い。
少なくともSBI証券は手数料無料である。
S&P500という日本でいう日経225のような代表的な企業に連動するETFならば
買付手数料無料、信託報酬も控えめで投資ができる。
<デメリット>
・買付手数料が高い
→日本株、日本投資信託では基本的にNISA枠ならば手数料が無料だ。
しかし米国個別株は手数料が大きい。
SBI証券においてはどんなに少額取引であっても1銘柄あたり
5ドルの手数料が発生する。
手数料は従量制で約定代金の0.45%(税込0.486%)なので1回あたりの購入額が
1111ドル以上でないと割高となる。
逆に上限手数料は20ドルなので4444ドル以上の取引なら割安となるが
1ドル114円として4444×114=50万6616円の取引は
1銘柄としてはなかなかきびしく、リスクが大きい。
特にNISA枠は年間120万と上限があるので1銘柄に50万以上費やすのは
ポートフォリオ構築、分散投資の点からも望ましくないのが現状だ。
そのため目安として1銘柄1111ドルを少し超えるくらい、
日本円で12万6654円程度を1銘柄の取得価額とするのが良さげである。
・配当金は米国と日本それぞれで税金が発生する
→通常ならば配当金の10%がまず米国に取られて、更に日本では
20.315%が引かれることに。
その結果として72%くらいになってしまう。
NISAでは日本での20.315%は発生しないが米国の10%は取られる。
・配当金や売却後資金はドルにて保管される
→これはデメリットでもありメリットでもあるのだが米国株で発生した配当金や
売却後資金は基本的にドルにて保管される。
よって日本円にするためには為替取引が必要でこの部分で損失が出る可能性はある。
我々日本人においては日本円は大部分の人においてもっとも保有比率が大きい通貨なはずで
リスク分散からドルでの保有は望ましいとされる部分もある。
ただしSBI証券においてはドル資産は一切金利が付かないのでできるならば
米国国社債にしたいところ。がしかし、SBI証券は国債取引を扱ってないンゴ。
為替取引は10ドル以上から可能なのでいったん日本円に戻して
別の証券会社(米国債ならSMBC日興証券が豊富な取り扱い)に移動させ、
またドルに戻して国債を買う、なんて面倒な作業が必要になってしまう。
それよりは米国ETFに積み立てするほうが賢いかもしれない。
以上より2018年の投資方針は
1.1銘柄に付き1111ドル程度を目安に配当利回り2.5%以上の有力銘柄に分散投資
(合計8銘柄程度か)
2.S&P500連動ETFにも20万程度投資
(iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV) あたり)
10ドル程度の少額ドルについての扱いがどうも定まらないのだが
まあ仕方ないか。
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