NISA(ニーサ)から積み立て(つみたて)NISAへの切り替え、そのメリットデメリット
- 2017/11/11
- 00:26
つみたてNISAという制度が始まっている。
2014年から継続している通常のNISAとの違い、
メリット、デメリットについて解説する。
<NISAとは>
年間120万円まで投資できます。
最長5年間非課税になります。
投資できる商品は、国内株式、投資信託、外国株式です。
<つみたてNISAとは>
年間40万円まで投資できます。(※積立買付のみ)
最長20年間非課税になります。
投資できる商品は、投資信託です。
<違い>
まずは年間の金額。つみたてNISAは通常のに比べ80万円も少ない。
ただし、その分非課税期間は20年となる。
仮に毎年満額ずつ投資したなら
NISA:120万×5年=600万円
つみたてNISA:40万×20年=800万円
と投資できる枠が200万円つみたてNISAの方が大きくなる。
ただし早期投資による利益の複利効果は考慮していない。
時は金なり、20年少額ずつより5年多額の方がメリットは大きいと感じる。
続いて投資できる商品。通常NISAは日本株式(個別銘柄)、投資信託、
外国株式と抱負だがつみたてNISAは投資信託のみとなる。
購入方法も個別買付ではなくつみたて限定になる。
つみたてでドルコスト法によるメリットは享受できるが
高い信託報酬を支払う投資信託のみではそもそものリターンが
減ることは避けられない。
過去4年間の私の成績では株式の利回りが投資信託のそれを
はるかに上回っている。株高という前提での成績なので
時流によるのだが投資信託しか選択肢がないというのは
ポートフォリオ分散によるリスクヘッジが効かない点で
魅力が乏しいといえるだろう。
あと20年という期間はあまりにも長い。
その間にもっと都合のいい税制が登場してぐぬぬ、となることは
否定できない。まあ完全非課税より安い税率は存在しないので
保有して20年間気絶しておける資金ならばいいのかもしれない。
忘れてはいけないのは投資信託は運営会社の都合で
勝手に解約される可能性があるということ。
今購入した投資信託が20年後に存在している可能性は
さほど高くはないといえるだろう。
<つみたてNISAのメリット>
・資金力が乏しい若者が20年後を見据えてコツコツ投資できる
・ドルコスト平均法による購入コスト抑制効果
・累計800万の非課税枠
<つみたてNISAのデメリット>
・商品が投資信託のみ(投資信託自体が利益を得にくい)
・利益複利効果が乏しい
・購入した投資信託が20年間存続している可能性は低い
中でも致命的なのが20年間存続している投資信託の可能性が低いこと。
NISAは売却の時点で効力を失う。
売却した資金で別の投資信託を購入してもNISA投資枠が回復するわけではない。
せめてETF(上場投資信託)が利用できればいいのだが
ETFは通常の株式単一銘柄と同じく、その都度売買でしか購入できないので
つみたて購入は不可能であり、つみたてNISA対象外である。
以上よりそれなりに資金力がある(毎年120万投資が苦ではない)人ならば
現行の通常NISAで5年間しっかり非課税を享受し、
得た利益を活かして複利効果を狙うのが正しいだろう。
2014年から継続している通常のNISAとの違い、
メリット、デメリットについて解説する。
<NISAとは>
年間120万円まで投資できます。
最長5年間非課税になります。
投資できる商品は、国内株式、投資信託、外国株式です。
<つみたてNISAとは>
年間40万円まで投資できます。(※積立買付のみ)
最長20年間非課税になります。
投資できる商品は、投資信託です。
<違い>
まずは年間の金額。つみたてNISAは通常のに比べ80万円も少ない。
ただし、その分非課税期間は20年となる。
仮に毎年満額ずつ投資したなら
NISA:120万×5年=600万円
つみたてNISA:40万×20年=800万円
と投資できる枠が200万円つみたてNISAの方が大きくなる。
ただし早期投資による利益の複利効果は考慮していない。
時は金なり、20年少額ずつより5年多額の方がメリットは大きいと感じる。
続いて投資できる商品。通常NISAは日本株式(個別銘柄)、投資信託、
外国株式と抱負だがつみたてNISAは投資信託のみとなる。
購入方法も個別買付ではなくつみたて限定になる。
つみたてでドルコスト法によるメリットは享受できるが
高い信託報酬を支払う投資信託のみではそもそものリターンが
減ることは避けられない。
過去4年間の私の成績では株式の利回りが投資信託のそれを
はるかに上回っている。株高という前提での成績なので
時流によるのだが投資信託しか選択肢がないというのは
ポートフォリオ分散によるリスクヘッジが効かない点で
魅力が乏しいといえるだろう。
あと20年という期間はあまりにも長い。
その間にもっと都合のいい税制が登場してぐぬぬ、となることは
否定できない。まあ完全非課税より安い税率は存在しないので
保有して20年間気絶しておける資金ならばいいのかもしれない。
忘れてはいけないのは投資信託は運営会社の都合で
勝手に解約される可能性があるということ。
今購入した投資信託が20年後に存在している可能性は
さほど高くはないといえるだろう。
<つみたてNISAのメリット>
・資金力が乏しい若者が20年後を見据えてコツコツ投資できる
・ドルコスト平均法による購入コスト抑制効果
・累計800万の非課税枠
<つみたてNISAのデメリット>
・商品が投資信託のみ(投資信託自体が利益を得にくい)
・利益複利効果が乏しい
・購入した投資信託が20年間存続している可能性は低い
中でも致命的なのが20年間存続している投資信託の可能性が低いこと。
NISAは売却の時点で効力を失う。
売却した資金で別の投資信託を購入してもNISA投資枠が回復するわけではない。
せめてETF(上場投資信託)が利用できればいいのだが
ETFは通常の株式単一銘柄と同じく、その都度売買でしか購入できないので
つみたて購入は不可能であり、つみたてNISA対象外である。
以上よりそれなりに資金力がある(毎年120万投資が苦ではない)人ならば
現行の通常NISAで5年間しっかり非課税を享受し、
得た利益を活かして複利効果を狙うのが正しいだろう。
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