ゲンタシン軟膏はアミノグリコシド系抗生物質、経口投与は不適。フシジンレオ軟膏はグラム陽性菌に有効 - ヒーローウォーズ攻略投資透析情報局

    記事一覧

    ゲンタシン軟膏はアミノグリコシド系抗生物質、経口投与は不適。フシジンレオ軟膏はグラム陽性菌に有効

    何かとおなじみゲンタシン軟膏はアミノグリコシド系。

    アミノ糖を含む配糖体抗生物質の総称である。アミノ配糖体、アミノグルコシド系抗生物質ともいわれる。

    ゲンタマイシンは殺菌性の抗生物質で、細菌のリボソーム 30S サブユニットに結合して、蛋白合成を阻害する。
    フシジンレオ軟膏も同じくリボソーム阻害で蛋白合成阻害である。

    他のアミノグリコシド系抗生物質と同様経口投与では無効である。
    これは、小腸にて吸収された後、門脈を経由して肝臓に到達し、
    不活化されるためである。
    そのため、静脈注射、筋肉注射、局所投与。および、軟膏による皮膚への塗布にて利用される。

    ゲンタマイシンは、グラム陰性桿菌による感染症にほぼ専門的に用いられる。
    殺菌能の高い薬剤で、緑膿菌などの日和見感染症の起炎菌による敗血症に対する効果が高い。

    一方のフシジンレオ軟膏はグラム陽性菌に有効。
    とりわけ、黄色ブドウ球菌に対して強い抗菌力を示す。
    また他の抗生物質に耐性を獲得した黄色ブドウ球菌にも感受性菌と同様の抗菌力を示す。

    ゲンタシンは緑膿菌、フシジンレオは黄色ブドウ球菌とそれぞれ
    得意な菌種があるが、外傷に対してとりあえず処方されることも多い。
    当然菌種なんて同定していないわけだがまあ気にしないでいい。
    関連記事

    スポンサードリンク

    コメント

    コメントの投稿

    非公開コメント

    検索フォーム

    スポンサーリンク

    アクセスランキング

    [ジャンルランキング]
    株式・投資・マネー
    27位
    アクセスランキングを見る>>

    [サブジャンルランキング]
    株式
    24位
    アクセスランキングを見る>>