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    充電式乾電池エネループプロ(eneloop pro)とエボルタ(EVOLTA)の性能比較

    自動車に搭載していたLEDライトが必要時に付かなくなっていた。
    原因は単なる乾電池の劣化。
    新しいアルカリ乾電池に換装したら起動した。
    とはいえ肝心な時に付かなくなるのは困る、ということで
    最新式充電式乾電池を検討することに。

    対象となったのはエネループプロとエボルタの2つ。
    どちらもパナソニックの商品であるがエネループは旧三洋電機のブランドだった。
    三洋電機がパナソニックに吸収されたため2つの電池ブランドが並列することになっている。

    エネループは以前から保有しているがエネループプロはより高容量で長持ち性能になっているようだ。

    ニッケル水素電池の性能は以下の3大要素で決定する。

    1. 自己放電抑制技術(残存率)
    2. 繰り返し充電回数
    3. 定格容量(min.)

    を比較すると、単3形では以下となった。
    _____________________________________________________
    大容量タイプ

    【1. 残存率】
    eneloop pro・・・・・1年後=85%
    充電式EVOLTA・・・1年後=65%

    【2. 充電回数】
    eneloop pro・・・・・500回
    充電式EVOLTA・・・300回 (eneloop pro の60%)

    【3. 容量】
    eneloop pro・・・・・2500 mAh
    充電式EVOLTA・・・2550 mAh (eneloop pro の102%)
    _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

    標準タイプ

    【1. 残存率】
    eneloop・・・・・・・1年後=90%、 3年後=80% 、 10年後=70%
    充電式EVOLTA・・・1年後=80%、 3年後=不可 、 10年後=不可

    【2. 充電回数】
    eneloop・・・・・・・2100回
    充電式EVOLTA・・・1800回 (eneloop の85.7%)

    【3. 容量】
    eneloop・・・・・・・1900 mAh
    充電式EVOLTA・・・1950 mAh (eneloop の102.6%)
    _____________________________________________________

    【1. 残存率】 および 【2. 充電回数】 はいずれも大きな差があり、eneloop の圧勝。
    逆に、充電式EVOLTA が勝る 【3. 容量】 については、ほとんど差がない。

    ニッケル水素電池は 「容量を減らしながら寿命に向かう」 という性質のため、
    寿命の短い(=充電回数の少ない)充電式EVOLTA はeneloop より容量の低下が早い。
    そのため、使用中に容量も逆転することが予想される。
    やはり電池はeneloop を選ぶのが正解。

    4番目の性能として 「電圧」 があり、この意味でもeneloopは有能のようだ。
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