加湿器から基準値の2万2000倍のレジオネラ菌検出、高齢者死亡例あり - ヒーローウォーズ攻略投資透析情報局

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    加湿器から基準値の2万2000倍のレジオネラ菌検出、高齢者死亡例あり

    レジオネラ菌は常在菌の一つであり、通常の免疫能力がある人なら
    感染しない、感染しても症状が出ない日和見感染症に関与する。

    レジオネラ (Legionella) は、レジオネラ属に属する真正細菌の総称であり、
    グラム陰性の桿菌。レジオネラ肺炎(在郷軍人病)等多くのレジオネラ症を引き起こす種を含む。
    少なくとも46の種と、70の血清型が知られている。通性細胞内寄生性菌である。

    レジオネラ肺炎問題は1976年にアメリカ合衆国ペンシルベニア州で発生した。
    在郷軍人会の大会会場近くの建物の冷却塔から飛散したエアロゾルに起因していたとされる。

    レジオネラを含んだエアロゾルがヒトに吸入されると、レジオネラは肺胞に到達し、
    そこで肺胞のマクロファージに貪食される。
    しかし、レジオネラは通性細胞内寄生性であり、
    その殺菌機構を逃れてマクロファージ内で増殖することが可能である。
    食われとんのに生きてるとかやべえ、ドラゴンボールで魔人ブウに食われてから
    中から爆破したベジットかよ。

    2018年日本の高齢者施設において加湿器から基準値の2万2000倍のレジオネラ菌が
    検出された。加湿器の中でもスチーム式を除く、気化式、超音波式、ハイブリッド式においては
    長時間水タンクを加熱しない状態で保存しておくことから残留塩素がなくなり
    細菌が繁殖するリスクが高い。
    スチーム式についてはポットと同じく常に沸騰状態を維持しているので
    細菌が繁殖する余地はなく安全である。ただし電気代が高い。

    恐らくこの高齢者施設において用いられていた加湿器は
    気化式、超音波式、ハイブリッド式のいずれかと見られる。
    ハイブリッド式は気化式+ヒーター、または超音波式+ヒーターのいずれかのタイプ。
    ヒーターによって水を加熱した上で気化するので比較的安全とされる。

    ポンティアック熱は多量のレジオネラを吸い込んだとき生じる。
    潜伏期間は1 - 2日で、全身の倦怠感、頭痛、
    咳などの症状を経て、多くは数日で回復する。

    レジオネラ肺炎は死亡率15から30パーセントと高い。

    細胞内寄生菌であるため、細胞内への浸透性の悪い薬剤の効きが弱い。
    またβ-ラクタマーゼを産生するものが多いため、ペニシリン、セフェム系の抗菌薬は効かない。
    食細胞内に移行性の高いマクロライド系、ニューキノロン系、
    リファンピシン、テトラサイクリン系の抗菌薬を投与する。
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