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    事業を多角化する「ポートフォリオ経営」が求められる

    吉野家を運営する吉野家ホールディングスが赤字転落となった。
    現状株主優待は維持される見込みだが株主としては
    戦々恐々としている。ただでさえすかいらーくグループの
    株主優待改悪があるのではとびくついているのに。

    吉野家も事業を多角化するポートフォリオ経営を推し進めている。
    アークミールグループのステーキどんやフォルクスなど
    吉野家の株主優待券で利用できる店舗は吉野家だけではなく
    広がりを見せているがすかいらーくグループにはまだまだ及ばないだろう。
    すき家を運営するゼンショーホールディングスの株は保有していないが
    ゼンショーも吉野家以上に多角化に成功している。

    吉野家ホールディングスのセグメント毎の利益を見てみると
    牛丼(吉野家)が約22億円、うどん(はなまる)が約7億円の利益をあげているが
    ステーキ(どん、フォルクス)、寿司(京樽)が足を引っ張っている。

    ひとつの業態に力を入れ過ぎていると、
    突然の業態リスクに直面することで存亡の危機に陥ることがあり
    リスクヘッジとしてポートフォリオ経営が求められる。

    株式投資においても同じだ。トヨタ自動車ばかり大量に保有している
    投資家はまずいないだろう。

    吉野家のオペレーションシステムではどうしても人的コストがかかってしまう。
    経営側は対面での支払いにこだわることで人情、温かみを感じてほしいようだが
    食品を扱うその手であまりキレイではない小銭を扱うのは好ましくはない。
    松屋のように食券システムにすることで衛生面だけではなく
    従業員の会計にかかる時間コストを削減できるのは大きい。
    もちろん食券機の場所確保、食券機のコストは避けられないが
    松屋は食券機導入で従業員オペレーションコストが改善しているのは明らかである。
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