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    マス層からアッパーマス層への移行が一番難しい

    野村総研が設定している富裕層アンケートは次の通り。
    末尾の%は比率を示す。

    ・超富裕層    :純金融資産5億円以上 0.16%
    ・富裕層     :1億円以上5億円未満 2.20%
    ・準富裕層    :5,000万円以上1億円未満 6.00%
    ・アッパーマス層 :3,000万円以上5,000万円未満 13.41%
    ・マス層     :3,000万円未満  78.24%

    (純)金融資産とは、資産のうちで土地・建物や機械・設備などの実物資産を除いたものをいい、
    現金・預金、株式・出資金、株式以外の国債や投資信託などの証券、金融派生商品、
    保険準備金・年金準備金等を指す。現金または現金化が容易な資産ということで
    流動資産ともいえる。

    野村総研の定義では3000万未満はマス層とひとくくりにされているが
    日本の多くの世帯はここに分類され、中流と下層、貧困層などに
    更に細分化される。

    野村総研の調査では株式などに投資ができる、基本的にお金持ちをターゲットに
    しているためこういった階層になっていると思われる。

    感覚としてはマス層を抜けるのはなかなかに容易ではない。
    更に言うと1000万円を超えるのがもっとも時間がかかる、
    そして困難であると感じる。

    日本における生涯賃金平均はいまどれくらいか分からないが
    2億円くらいだろうか。
    世帯とされているが単身で考えると生涯賃金のうち、
    15%に当たる3000万円を貯蓄しなければアッパーマス層にはなれない。
    もちろん、家賃や食費といった日常生活での支出を除いてである。

    投資に回せる余裕が出てくれば、資産の増加率はUPするので
    アッパーマス層から準富裕層、富裕層へは比較的簡単
    (といってもマス層からアッパーマス層へと比べてではあるが)と思われる。
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