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    最高出力と最大トルクの違いをマリオカートを例に比較してみた

    自動車のスペックを見ていると出てくる最高出力と最大トルク。
    とりあえず高級車はこれらの値が高いことは分かるが
    その違いはなんだろうか。

    スーパーファミコンの初代マリオカートから鬼のようにプレイしてきた管理人が
    最高出力と最大トルクについてマリオカートを例に説明したい。

    出力とトルクの関係は「出力=トルク×回転数」であり、互いに密接に関連している。
    自転車の場合、ペダルを踏み込む力(N、ニュートン)がトルクでトルクにペダルの回転数をかけたものが出力となる。
    踏み込む力、つまりトルクが大きいほど自転車は加速するのでトルクは加速性能と関係が大きい。
    一方の出力はトルクと回転数の乗算なので出力が大きいほどスピードを出しやすくなる。
    出力は速度と関係が大きい。

    マリオカートにおいて加速力が最も優れているのがヨッシー&ピーチである。
    一方で最高速度が最も速いのはクッパ&ドンキ―である。
    ヨッシー&ピーチの最高速度は3番手で速くない一方、
    クッパ&ドンキ―の加速度は4種類で最低だ。

    このことからヨッシー&ピーチは最大トルクは最高値であるが、最高出力は3番手。
    回転数が出ないエンジンと言える。

    一方のクッパ&ドンキ―は最大トルクは最低値だが、最高出力は最高値。
    回転数がずば抜けて優れているエンジンと言える。

    通常トルクと回転数の関係は反比例の式を描く。
    回転数が上がるほどトルクは落ちる。
    クッパ&ドンキ―のエンジンはその落ち具合が著しく低いことになる。

    ハイブリッドカーは電気モーターおよびガソリンエンジンを備える。
    電気モーターの特長としては低回転数(スタート直後)で最大トルクが出ることであり、
    立ち上がりの加速力が優れている。

    通常のガソリンエンジンは立ち上がりは不得意であるものの、
    高速巡航において高い最高出力を維持できる。

    ハイブリッドカーは立ち上がりでは電気モーター主体で加速し、
    高速巡航はガソリンエンジン主体で速度を維持することで
    優れた加速性能とエネルギー効率を実現している。

    マリオカートで例えるならヨッシー&ピーチの加速度と
    クッパ&ドンキ―の最高速度を兼ね備えていると言っても過言ではない。

    基本的に最大トルクも最高出力も高くなるほど燃費は悪化するので
    最大トルクおよび最高出力と燃費のバランスを考慮して車選びをしたいところだ。
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