新規開業のススメ3（青色申告とソフト購入）

2013/03/03
14:19

さて、開業後なにかしらの経費出費や売り上げ計上があった場合は
青色申告に向けて複式簿記での帳簿作成を開始する必要がある。

青色申告するのに義務付けられていることは、以下の通り。

１. 正規の簿記（複式簿記）によって帳簿を付ける
２. 決算を行い、「損益計算書」と「貸借対照表」を作成する
３. 必要経費の領収書を整理し保管する（７年）
４. 取引を記録した書類（納品書、請求書、発注書、受注書、契約書等）を整理し保管する（５年）

申告は3月なので事業年度終了後1月（になってから）に開始してもいいのだが
初年度は分からないことが多いので毎月地道に付けていくのをおすすめする。
自分だけで電卓叩きながらとなると非常に大変なので
とりあえず青色申告ソフトを購入しよう。
いろいろあるが初心者におすすめは「やよいの青色申告シリーズ」。
経理をやったことない人でも名前くらいは聞いたことがあるトップシェアである。
トップシェアだけあって分からないこともググれば大抵出てくるという利点が大きい。
入力も勘定項目と金額、日付などを入力すると自動的に「貸し方」「借り方」で
振り分けてくれる。
もちろんソフト購入費用は必要経費として計上できるので1万弱の出費は
やむを得ないだろう。ソフトがあれば上の１と２は最終的に自動で出力してくれる。
３と４は地道に自分でノートに貼るなどして付けていくしかないが1年まとめてしまうと
また大変なので思いついた時に月末あたりにやっておくのがいいだろう。