PTH下がらず、オキサロールとレグパラ増量
- 2014/06/22
- 22:47
PTHが400くらいでなかなか下がらない。
オキサロールとレグパラが増量となった。
レグパラはやはり気持ち悪くなるがやむをえない。
カルシウムとリンは管理範囲内なので
なぜPTHだけが高いのかよく分からない。
原発性副甲状腺機能亢進症なのだろうか?
<原発性副甲状腺機能亢進症とは?>
副甲状腺に腫瘍(しゅよう)や過形成がおこり、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌(ぶんぴつ)され続ける状態です。
骨からのカルシウム吸収、腎尿細管(じんにょうさいかん)でのカルシウム再吸収および小腸からの
カルシウム吸収などの亢進(こうしん)により、血液中のカルシウムが増え、高(こう)カルシウム血症
(けっしょう)となります。それとともに、尿細管でのリン再吸収の抑制による低リン血症と、
骨吸収増加を反映しての高アルカリホスファターゼ血症が合併してきます。
血中のカルシウム濃度が高くなりすぎると、腎尿細管での再吸収能力が追いつかず、
多量のカルシウムが尿中に排泄(はいせつ)され、腎結石(じんけっせき)ができたり、
腎糸球体(じんしきゅうたい)や尿細管の細胞内に沈着して
腎石灰沈着症(じんせっかいちんちゃくしょう)をおこしたりします。
また、骨や歯からカルシウムが過剰に抜け(脱灰(だっかい))、
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)がおこってきたりします。
そのほか、高カルシウムによる刺激のため、胃(い)・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)や
膵炎(すいえん)がおこることもあります。
血中のカルシウム濃度が高くなると、尿中のカルシウム排泄量(はいせつりょう)が増え、
同時に水も一緒に出ていくため多尿(たにょう)となり、脱水ぎみとなってのどの渇きを自覚し、
水を多く飲む結果となります。糖尿病(とうにょうびょう)と同様の口渇(こうかつ)・
多飲・多尿といった自覚症状が、このようなしくみでおこってきます。
また筋力低下、食欲不振、吐(は)き気(け)、便秘などに悩まされることもあり、
ひどくなると集中力低下、抑(よく)うつ状態、意識障害なども現われてきます。
骨粗鬆症が進行すると、骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折したり、骨や関節が変形したりします。
腎結石ができると、腰痛(ようつう)や血尿(けつにょう)などがみられ、胃・十二指腸潰瘍や膵炎が発生すると、上腹部痛、吐き気などのいろいろの症状がおこってきます。
腺腫(せんしゅ)という良性腫瘍が1つの副甲状腺に発生する(単発性)ことでおこるものが
もっとも多いのですが、まれに多発性のこともあり、4つの副甲状腺全部が増殖腫大(ぞうしょくしゅだい)
してくる過形成の例もあります。
まれに副甲状腺がんのこともありますが、きわめてまれに脳下垂体(のうかすいたい)、
甲状腺、膵臓、副腎(ふくじん)など他の内分泌腺(ないぶんぴつせん)に複数の腫瘍が
発生する多発性内分泌腺腫症の症状の1つとして、副甲状腺に過形成あるいは
腫瘍の発生してくることがあります。これは遺伝性が濃厚で、たいていは同一家系内にみられます。
前頸部(ぜんけいぶ)に腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)を触れたり、はっきりした症状があれば、診断は容易です。
尿路結石(にょうろけっせき)や骨折、胃・十二指腸潰瘍、膵炎の治療中や、健診での血液検査で偶然発見されることもしばしばあります。血液検査でカルシウム値が高く、リンが低値、アルカリホスファターゼが高値という組み合わせがあれば、ほぼ副甲状腺機能亢進症にまちがいなく、血中副甲状腺ホルモンの高値が確認できると、診断は確定します。
つぎに、超音波検査やCTスキャン、MRIなどの画像診断を行ない、病変部位を確定します。
腫瘍が見つかった場合はその副甲状腺のみを摘出(てきしゅつ)、過形成の場合はふつう4つとも腫(は)れているため、いちばん腫れの小さい甲状腺だけを半分残し、ほかの3つの甲状腺は全部摘出するのがふつうです。
いずれにしても、治療には手術が必要です。
手術は全身麻酔(ぜんしんますい)で行なわれ、たいていは2週間前後で退院できます。
手術後、一時的に血中カルシウム濃度が正常以下に低下しますが、数週間以内に正常になります。
骨粗鬆症、胃・十二指腸潰瘍、膵炎などの合併症は手術後、急速に治癒(ちゆ)します。
ただし、腎結石は自然に溶けることはなく、別にその治療が必要です。
手術後はふつうの日常生活を送れますが、治療が遅れると、腎機能が低下したり、
病的骨折をくり返したりして、日常生活に支障がおこってきます。
うーん、どうも違うようだ。
二次性の副甲状腺機能亢進症だろう。
オキサロールとレグパラが増量となった。
レグパラはやはり気持ち悪くなるがやむをえない。
カルシウムとリンは管理範囲内なので
なぜPTHだけが高いのかよく分からない。
原発性副甲状腺機能亢進症なのだろうか?
<原発性副甲状腺機能亢進症とは?>
副甲状腺に腫瘍(しゅよう)や過形成がおこり、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌(ぶんぴつ)され続ける状態です。
骨からのカルシウム吸収、腎尿細管(じんにょうさいかん)でのカルシウム再吸収および小腸からの
カルシウム吸収などの亢進(こうしん)により、血液中のカルシウムが増え、高(こう)カルシウム血症
(けっしょう)となります。それとともに、尿細管でのリン再吸収の抑制による低リン血症と、
骨吸収増加を反映しての高アルカリホスファターゼ血症が合併してきます。
血中のカルシウム濃度が高くなりすぎると、腎尿細管での再吸収能力が追いつかず、
多量のカルシウムが尿中に排泄(はいせつ)され、腎結石(じんけっせき)ができたり、
腎糸球体(じんしきゅうたい)や尿細管の細胞内に沈着して
腎石灰沈着症(じんせっかいちんちゃくしょう)をおこしたりします。
また、骨や歯からカルシウムが過剰に抜け(脱灰(だっかい))、
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)がおこってきたりします。
そのほか、高カルシウムによる刺激のため、胃(い)・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)や
膵炎(すいえん)がおこることもあります。
血中のカルシウム濃度が高くなると、尿中のカルシウム排泄量(はいせつりょう)が増え、
同時に水も一緒に出ていくため多尿(たにょう)となり、脱水ぎみとなってのどの渇きを自覚し、
水を多く飲む結果となります。糖尿病(とうにょうびょう)と同様の口渇(こうかつ)・
多飲・多尿といった自覚症状が、このようなしくみでおこってきます。
また筋力低下、食欲不振、吐(は)き気(け)、便秘などに悩まされることもあり、
ひどくなると集中力低下、抑(よく)うつ状態、意識障害なども現われてきます。
骨粗鬆症が進行すると、骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折したり、骨や関節が変形したりします。
腎結石ができると、腰痛(ようつう)や血尿(けつにょう)などがみられ、胃・十二指腸潰瘍や膵炎が発生すると、上腹部痛、吐き気などのいろいろの症状がおこってきます。
腺腫(せんしゅ)という良性腫瘍が1つの副甲状腺に発生する(単発性)ことでおこるものが
もっとも多いのですが、まれに多発性のこともあり、4つの副甲状腺全部が増殖腫大(ぞうしょくしゅだい)
してくる過形成の例もあります。
まれに副甲状腺がんのこともありますが、きわめてまれに脳下垂体(のうかすいたい)、
甲状腺、膵臓、副腎(ふくじん)など他の内分泌腺(ないぶんぴつせん)に複数の腫瘍が
発生する多発性内分泌腺腫症の症状の1つとして、副甲状腺に過形成あるいは
腫瘍の発生してくることがあります。これは遺伝性が濃厚で、たいていは同一家系内にみられます。
前頸部(ぜんけいぶ)に腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)を触れたり、はっきりした症状があれば、診断は容易です。
尿路結石(にょうろけっせき)や骨折、胃・十二指腸潰瘍、膵炎の治療中や、健診での血液検査で偶然発見されることもしばしばあります。血液検査でカルシウム値が高く、リンが低値、アルカリホスファターゼが高値という組み合わせがあれば、ほぼ副甲状腺機能亢進症にまちがいなく、血中副甲状腺ホルモンの高値が確認できると、診断は確定します。
つぎに、超音波検査やCTスキャン、MRIなどの画像診断を行ない、病変部位を確定します。
腫瘍が見つかった場合はその副甲状腺のみを摘出(てきしゅつ)、過形成の場合はふつう4つとも腫(は)れているため、いちばん腫れの小さい甲状腺だけを半分残し、ほかの3つの甲状腺は全部摘出するのがふつうです。
いずれにしても、治療には手術が必要です。
手術は全身麻酔(ぜんしんますい)で行なわれ、たいていは2週間前後で退院できます。
手術後、一時的に血中カルシウム濃度が正常以下に低下しますが、数週間以内に正常になります。
骨粗鬆症、胃・十二指腸潰瘍、膵炎などの合併症は手術後、急速に治癒(ちゆ)します。
ただし、腎結石は自然に溶けることはなく、別にその治療が必要です。
手術後はふつうの日常生活を送れますが、治療が遅れると、腎機能が低下したり、
病的骨折をくり返したりして、日常生活に支障がおこってきます。
うーん、どうも違うようだ。
二次性の副甲状腺機能亢進症だろう。
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